有心会からのお知らせ

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林 洋先生 東京医科歯科大学医科同窓会長就任のお知らせ

会員の皆様、ホームページをご覧の皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

以前本学剣道部OBの、医26 林 洋先生が東京有明医療大学学長に就任されたことをお伝えさせていただきましたが、この度林先生からご挨拶の文章を頂戴いたしましたのでここに掲載させていただきます。

 

以下ご挨拶。

会員の皆様方に置かれましてはぜひともご覧いただければ幸いです。

 

林先生、この度は誠におめでとうございます。

 

以下ご挨拶の文章です。

 

一般社団法人東京医科歯科大学医科同窓会理事長就任のご挨拶

 

林 洋(医26、昭53卒)

 

 私は、令和5年7月30日に開催されました医科同窓会臨時社員総会におきまして、同窓会理事長に選任されました。有心会の皆様におかれましては、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 医科同窓会がお茶の水会から独立して、今年で60年になります。この間、会長・理事長には5人の先生方が就任されており、初代から3代までは、M1あるいは医学部1回生の方々であり、4代佐藤達夫先生(医11)と私の前任の5代大野喜久郎先生(医19)は、共に名誉教授にして元医学部長と、同窓生であれば誰でも存じ上げている方々ばかりでしたが、6代目の私は極めて異例であります。それは、私は卒業してから母校で務めた期間がわずかに2年半であり、それ以外はすべて母校とは別の機関で働いてきたからです。しかし、同窓会の仕事は佐藤達夫先生の下で理事を務めさせて頂いたことから多少は慣れてはおりましたが、その事と理事長職を務めることとは全く違う話であると考えております。折しも、母校と東京工業大学との統合の話が忽然と出てきた時期に重なり、大学だけではなく同窓会も、今後、大変革が求められる事態に立ち入ろうしている現状において、同窓生の皆様から、「林、何とかしろ」とのご下命が下ったものと解釈しております。

 大学統合は、今後計り知れない影響を私達に及ぼすものと考えております。現役の教職員の皆様にとって、日々の業務のすべてが多かれ少なかれ変化するのは当然のこととして、同窓生も当事者となります。再来年には統合された新大学に学生が入学し、学業だけではなくクラブ活動も行って卒業します。一方、新大学の卒業生が誕生し、そして私たちの職場に就職し、一方で、同窓会員となって、クラブOBにもなります。新大学の卒業生は毎年増えてゆきます。同窓会もクラブも早急に準備が必要です。

 私は、剣道部の現役時代も、別に稽古をさぼりたいなどと不謹慎なことを考えてそうなった訳ではありませんが、学友会総務となって、部活動全体の学生代表となりました。その後、有心会員としては、大してお役に立っていなかった一方で、今回、医科同窓会員の代表という立場になり、我ながら因縁めいたものを感じております。さらに、18年前、国際医療福祉大学教授に就任した際には、有心会から盛大なお祝いをして頂きましたが、今回の理事長就任に際しても、宮坂信之会長始め、多くの先生方からお祝いの言葉を頂戴しました。剣道での貢献であればともかくも、それ以外のことでこのように喜んでいただけたことは、大変光栄であるとともに、有心会員として幸せに感じております。私は未だ現役で働いており、東京有明医療大学学長を務めております。学長職と理事長職を両立させるためにはそれなりの覚悟が必要ですが、これが人生最後の「かかり稽古」と考え、残りの力を振り絞るつもりでおりますので、先輩ならびに後輩の皆様には、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。